東京で完全に孤立した話

家の鍵はタッチパネル式で暗証番号を登録するタイプ。

今朝、暗証番号を変更した。

リテラシー高く、自分や親族の誕生日みたいなものとは一切関係のない乱数にした。

 

夕飯を終えて、ゴミを出しに外に出た。

財布もスマホも持たずに。

持っているのはゴミだけ。

ゴミ捨てから戻ってきて解錠しようとすると…

 

「…あれ…?暗証番号何だっけ…?」

 

まだ記憶できていなかった。

何回かうろ覚えの暗証番号を試すも開かず、連続で失敗したら、入力すら受け付けなくなってしまった…。

 

スマホがないので誰にも連絡できない。

財布もないので、即ちお金もない。

隣人は知らない、というか見たことない。

隣人がいたとしてもインターホン押して相談なんてできない。

 

近くに頼れる知人もいない。

管理会社も営業時間外。

スマホないので、そもそも連絡もできない。

 

「ちょっとごみ捨てに行くだけ」

こんなことになるとは微塵も思ってもいないので、服装はインナーTシャツとハーフパンツ。

街を歩くのを軽くはばかられる格好だし、最近、夜は肌寒い…。

 

なす術なし。

血の気が引いた。

こんなあっさり詰むのか…。

気温が一層寒く感じた。

 

つながりも、つながるための道具も持たないと、なんと不安なことか。

 

とりあえず警察に行った。

財布がないので身分証明も出来なかったが、警官は話を聞いてくれた。

実家の電話番号もうろ覚えで連絡できなかったが、呼んだところで鍵が開かない事実はかわらない。

会社の連絡先も住所もわからない。

交番でググらせてくれてもよさそうなもんだけど、交番にあるPCはオフライン。

さらに警官は業務中はネットに繋がる通信機器の所持を禁止されているとのこと。

 

ググれない…オフラインという更なる孤立。

 

結果、鍵屋の電話番号を教えてくれて電話を貸してくれた。

こういうケースが少なからずあるのか、鍵屋の電話番号が載ったノベルティが見つかり、鍵屋の電話番号がわかったのだ。

これがなければ、お手上げだった。

道ゆく人に声かけて「スマホ貸してください。鍵屋の番号しらべて、電話させてください」とお願いするしかなかった。

 

鍵屋到着まで薄着のまま数十分、外で待つことに。

 

鍵屋さんが来て、解錠してくれた。

ものの数分で開いた。

手法は割愛。

 

費用は25,000円…。

痛い出費だ…。

だがやむなし…。

財布に現金入っていて良かった…。

 

体の数カ所に分散させた暗証番号を彫っておこうかと、少し本気で思った。

 

教訓としては

  • スマホや財布はどんな時も持ち歩く
  • 近場といえど気を抜かない服装を
  • 困ったら兎にも角にも警察
  • 身を寄せられる程度の関係値の人間を近くに